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お客様企業の発展・繁栄をミッションに日夜ガンバる!? 戦略財務の税理士・司法書士・行政書士・社会保険労務士・FPなど、コンサルタントのブログです。
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「見える化」によるムダ取り
こんにちは、近森です!
いつもお世話になります。「見える化」によるムダ取り _f0056389_14573432.jpg





今回は「見える化」についてお話をさせていただきます。

「見える化」とは、カイゼンで知られるトヨタ自動車の生産現場から
生まれた言葉で、会社のムダを皆が見えるようにすることで取り除き、
経営効率をあげる仕掛けとして、関心を集めています。
「見える化」というタイトルがそのままの本も出版されて、
ベストセラーになったのは記憶に新しいと思います。


今回は、「見える化」によるムダ取りに徹底的に取り組むことにより、
導入時より経常利益が13倍に増加したキャノン電子の事例を
紹介させていただきます。

キャノン電子は、従業員がパソコンで遊んでいるムダによる損失額」を
「見える化」しました。

まず、パソコンの使用状況を調べるソフトを社内に導入し、
操作履歴を記録・分析し、私用メールやネットオークションなど、
従業員がパソコンで遊んでいる時間を把握しました。

その後、人件費を時給換算し、従業員がパソコンで遊んでいる時間を乗じて、
「従業員がパソコンで遊んでいるムダによる損失額」を算出しました。

その結果、年間の損失額は、驚くべきことに3億8千万円にもなりました。
実に総人件費の20分の1が、
「従業員がパソコンで遊んでいるムダによる損失額」と算出されました。

「従業員がパソコンで遊んでいるムダによる損失額」の
「見える化」を実現したキャノン電子では、
さっそく会社全体の人員計画を見直し、
遊んでいた社員によりやりがいのある仕事を与えるなど、
損失額を減らす取り組みを行ないました。
その結果、なんと7年間で3億5千万円のコストダウンに成功したのです。

それまで感覚として捉えられてきたものや、
数値として把握できていなかったものを「見える化」することにより、
現状把握ができ、劇的な改善に繋がった好事例です。






100メートルを早く走ろうとすると、
まず今現在のタイムを計る必要があります。

今現在のタイムが認識できていないと、
より早く走れているのかどうかが判断できません。

「見える化」により様々なことを可視化すると、
それまで見えていなかった会社の問題点を認識することにつながり、
改善点があぶり出されます。

弊社でも「見える化」のために様々な取り組みを行っています。

一例としましては、すべての業務にチェックリストが存在し、
その作業に携わるすべての人間が工程ごとにサインをしていきます。

チェックリストには、誰がいつこの作業を行ったのか、
各行程ごとに記載され、どの工程にムダがあったのか、
どの工程で滞留していたのかが、すべて「見える化」されています。

一連の業務の流れを「見える化」することにより、
仕事の進め方について、計画をたてることができ、
進捗をひと目で確認することができ、
仕事の後には、振り返り評価をすることも可能になるのです。

また、仕事を進める手順(プロセス)や、
役割分担などを簡単に見直しすることができ、
業務の改善に大きく役立っています。

あらゆるモノや状況を客観的にひと目でわかる状態に置き換える
「見える化」を進めることにより、問題点や改善点を把握すること。
これが業務改善を進めるための第一歩です。


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by senryakuzaimu | 2007-11-16 05:22
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