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お客様企業の発展・繁栄をミッションに日夜ガンバる!? 戦略財務の税理士・司法書士・行政書士・社会保険労務士・FPなど、コンサルタントのブログです。
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保険の加入はいつがよいか
こんにちは!
財務コンサルティング第3課の金園です。
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企業経営には、多くのリスクがついてまわります。
特に経営者への依存度が高い中小企業においては、
経営者の健康や死亡が非常に大きなリスクになってしまいます。

どの企業も経営者については、借入れの額や事業規模に応じた死亡保険や、
入院給付が受け取れる医療保険などに加入しています。
企業経営と保険は、リスクの管理において、切っても切れない関係ですね。

保険の加入はあくまでスタートです。
企業の規模、利益や資金の状況、経営者や従業員さんの年齢・健康状態など、
企業の状況は、毎年刻々と変化してきます。
保険は、毎年適切に見直し(メンテナンス)を行うことが非常に重要です。

適切に見直しを行うには、
実は、適切な時期に加入することが重要なポイントになります。
今回は、見直しすることを踏まえた、保険の加入時期について、
お話しをさせていただきます。





保険契約には、応答日と呼ばれる概念があります。

保険契約の応答日とは、保険に入った後に迎える契約日のことです。
例えば3月10日に保険に加入した場合の応答日は、毎年3月10日になります。

どの企業も複数の保険に加入していると思います。
この応答日を決算日の1ヶ月程度、前の時期に揃えることにより、
年に一度適切に見直しができ、とても大きなメリットを生むのです。

決算日前は、1年を通して企業の財産や債務の状態・損益などの状態を、
最も的確に把握できる時期です。
利益がいくらでているか、資金に余裕があるかなども、非常に具体的になります。

保険の加入時期を決算日の少し前に揃えることにより、
次のようなメリットが考えられます。


1.年に一度、複数の保険契約をまとめて効率的に見直しができる。

2.決算の状況(利益や資金の状況)を考慮し、適切に見直しができる。

3.保険料の払方(年払・月払・半年払など)を変更することにより、
  節税や利益の調整などに役立てることができる。

4.既存の契約を解約することにより、利益を計上し、資金を得ることができる。

5.損金となる保険に新規に加入することにより、節税に役立てることができる。


このように、保険契約の応答日を、企業の決算日前に設定することで、
節税などを考慮した、非常に効果的な見直しが可能となります。

企業の保険の加入は、
決算日の少し前(1ヶ月程度が適正です)と覚えてください。

ご不明な点がありましたら、当社スタッフまでお気軽にご照会下さい。
by senryakuzaimu | 2008-10-16 18:00
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